
加賀百万石の城下町、石川県金沢市の山奥へ
深く進んだところにある湯涌温泉。
金沢の市街地からは東へ約10km。
浅野川の源流近くに位置する温泉地である。
金沢城や兼六園へアクセスしやすく、
金沢観光の拠点に最適な立地が魅力。
湯涌温泉 かなや養老2年(718)の昔のこと。
農夫が羽を休めていた白サギが飛び立ったあとに
熱い湯が沸いているのを見つけたのがその起源とされる。
これとは別に、白山を開いた泰澄大師が
発見した説があるとも伝えられている。
藩政時代には、歴代の加賀藩主の「湯治場」として
加賀藩の「かくし湯」であった。
かつての加賀藩主・前田家
御用達の湯だったのである。
こうして栄えた歴史を持つためであろうか、
湯涌温泉は緑あふれる山間にありながら
どこかしら高貴な雰囲気が漂っている。
大正6年9月には
「待てどくらせどこぬひとを・・」の
「宵待草」で知られる
大正ロマンの詩人画家
竹久夢二が愛人笠井彦乃を伴って
この温泉に逗留 したことも知られている。
以来、湯涌温泉は「金沢の奥座敷」として
文人墨客に好まれ、また金沢の人が
賓客をもてなす場所として栄えている。
現在の湯涌温泉には藩政時代の名残を
色濃く感じさせる建造物が今でも残っている。
薬師寺の境内にある「新氷室小屋」もその一つ。
氷室小屋とは、夏に将軍家へ氷を献上するために
雪を貯蔵するのに使われた小屋のことである。
いわば自然界の冷蔵庫のようなもの。
時代の移り変わりとともにその役目を終え、
今は数ヶ所に残るのみである。
現在はこの残った氷室を利用し
伝統行事として氷室の仕込みと
氷室開きが毎年の恒例行事として行なわれている。
古民家を利用した工房で、銅版画や織物、
藍染などの体験ができる「金沢湯涌 創作の森」も
昔懐かしい風情を感じられるおすすめの観光スポット。
一日の終わりを締めくくるのは
「金沢の奥座敷」と呼ぶにふさわしい
雅な趣きを目と舌で堪能できる加賀料理
そして歴史ある効能あらたかな温泉だ。
〜効能について〜
船室はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
(低張性弱アルカリ性温泉)
入浴では外傷・皮膚病・リウマチ・
神経痛などに効果がある。
飲用も可能である。 飲用すれば慢性消化器病・
糖尿病・痛風・貧血などの改善の可能性がある。
湯涌温泉 懐石の宿 三右エ門 戸田屋 旅行日記のトップページへ